社長ブログ

店舗設計事業② ~看板は店舗設計と共に考える~

看板は、建築とは別に考える方が多いですが、

看板もセットで考えていかなければ、看板効果のあるお店は作れません。

 

土地は不動産屋、看板は看板屋にお任せという建築屋が多いです。

看板を店舗設計に含めるか、含めないかで、看板効果は大きく変わります。

 

以下の4点について考えて設置することで、看板効果が高くなります。

 

 

①通行人目線

店の前を通る人の目線に立ち、一番目につく場所を考えることは当然ですが、

距離と高さが重要です。

人間の目のストレスなく動ける範囲は、上下15度くらいしかないと言われています。

それ以上動かすとなると、目の筋肉を動かさなければなりません。

そのため、看板からの距離が100mと10mとでは、

角度が15度といっても、すごく差が出てしまいます。

近くに行ったときにしか見えない高さであれば、

3階に看板があった場合、誰も見ることができません。

つまり、一番よく見てもらいたいところから、

15度の目線の高さがちょうどいいのです。

 

②看板の質。

予算がなくなって、中途半端な看板を作る人がいますが、それは一番やってはいけません。

建物にお金をかけなかったとしても、看板にはお金をかけるべき。

複合版にシートを張っただけのものがよくありますが、

もう少しお金をかけたいところです。

人間に例えると、中身がどれだけ素晴らしい人でも、

ぼろぼろの格好をしていたら、素晴らしい人には見えませんよね。

(中身が無くて、見た目だけというのも嫌ですが…)

見た目を良くしておけば、お客様が来るかもしれませんが、

見た目が悪くて来ないのはもったいないです。

 

③看板のデザイン

周りの景色とのギャップがあると、看板はすごく目立ちます。

田んぼの中に出す看板を、ナチュラルテイストな看板にすると、

風景に溶け込んで目立ちません。

また、市街地のように無機質な場所に、無機質な看板があると、

無機質同士が溶け合ってしまいます。

そういう場所こそ、ナチュラルテイストな看板が目立って良かったりするのです。

 

④照明

お店の前は、夜暗くなってから通る人もいっぱいいます。

その人たちに見てもらえるか、もらえないかで、

看板効果が大きく違ってきます。

例えば、照明が付いていない場合は一日1,000人しか見てもらえないとします。

一方、照明が付いたら、1日1,500人に見てもらえます。そのくらいの差があるのです。

 

 

店舗の建築だけだと数千万。

看板だけだとそのうちの1割くらいですが、

看板の経営における影響は圧倒的に大きいです。

看板は、じっくり大事なポイントを押さえて、

お金もかけて設置することをおすすめします。

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