Structure and Performance
構造のこだわり
目指すのは、100年経っても価値が増す、ジェントルマンのような住宅
昔の日本の木造住宅は平均寿命が30～40年と言われていました。以前の日本の家づくりは、短いサイクルで取り壊しや建て替えをしながら次の世代へ受け継ぐ考え方でした。そうしたスクラップアンドビルドの考え方は、今の家づくりには通用しません。
今の建築基準法を満たしていれば地震で倒壊することはほとんどないはずです。そのうえで、これからの木造住宅は100年もつ強い家じゃなければならないと考えています。人間と同じように年を重ねることで味わいが増す家づくりに私たちは取り組んでいます。年々深みが出てくる自然素材の経年変化はその代表であり、目指しているのは100歳を迎えた時に価値が増す、ジェントルマンのような住宅です。
長く住まうために素材選びが大切
修繕コストがなるべくかからないようにすることも、強い家の条件のひとつだと考えています。修繕の際に大きな費用が掛かる部分には特に耐久性の高い素材を使うようにしています。デザインにばかり目が行きがちですが、そうした強い家づくりにも取り組んでいます。人間に例えると大きな病気には特に気を付けて細心の注意を払っている、といったところでしょうか。
具体的にどんな工夫をしているか
高耐久素材の筆頭が、ガルバリウムです。ただでさえ経年劣化のない強い素材ですが、最近は通常のガルバリウムのさらに３倍もの強度を誇る素材も出てきています。また、時間とともに味わいが増す無垢材も100年経っても元気な家に欠かせない素材の一つです。床や天井などに使用する他、造作家具にも多く使用しています。
これからの日本の住宅は、正しい素材選定をすることでいつまでも健康で若々しく、長い目でみてランニングコストがかからない住宅が選ばれる時代になると考えています。
技術
基本構造
ベタ基礎工法
「ベタ基礎工法」とは建物下の地盤全体に基礎工事を行う方法です。面で家を支える構造の「ベタ基礎工法」は、線で家を支える構造の「布基礎工法」より、工事費用はかかりますが、耐震性に優れた強い家を建築することができ、また、軟弱地盤でも「不同沈下（地盤が不均等に沈下してしまう現象）」を起こしません。また、地面をコンクリートで覆うので蟻対策としても有効です。
エンジニアリングパネル工法
従来の木造在来工法に、エンジニアリングパネル工法をプラスすることにより、壁倍率で2.5倍の耐震強度を確保しました。点で支える在来工法に比べ、面で柱を支える事により地震や自然災害に十分耐えられる構造となっています。ずっと快適に住み続けていただくために、りのいえはこの耐力構造を採用しています。
吹付断熱工法
吹き付けている断熱材は、ノンフロンの発砲ウレタンフォーム（シックハウスの原因となるホルムアルデヒドを含みません）。吹き付けることで反応し、数秒でおよそ100倍まで発砲します。最小でハガキサイズ程度まで吹き付けが可能なので、はめ込むだけの断熱材と違い細やかな隙間も逃しません。冬は暖かく、夏涼しい。りのいえはデザインだけでなく、住みやすさも考えたご提案をいたします。
基本仕様
床ムク材
無垢材の風合いは内装に上質な温かみをもたらします。無垢材は、吸湿発散性に優れており、夏場・梅雨時期などの湿度が高い時には湿気を吸い、冬場など乾燥している時には湿気を放出します。住むほどに愛着がわき、そして家と共に年月を過ごす。そんな家づくりをりのいえは目指しています。
ムクキッチン
癒し効果のある木の温もりをキッチンでも。吸湿性がある素材だからこそ、水回りでも快適にご使用いただけます。木の年齢を立体的に浮き立たせ、素材の魅力を見た目や感触で味わえます。毎日使うキッチンだからこそ、デザイン住宅ならではの上質な素材を取り入れてみてはいかがでしょうか。
造作家具
りのいえでは、生活する方のスタイルに合わせた家具を造作いたします。食器棚や本棚、さらにTVボードまで。本来の内装デザインをそのままに、生活に溶け込むような家具をご提案いたします。私たちはただ家を創るだけではありません。その住まいに合った家具もトータルコーディネートいたします。
サポート
地盤調査
全てのお客様の土地にスウェーデン式サウディング試験にて地盤調査と解析を行い、解析結果をご報告後、必要であれば対策をご提案いたします。
基礎配筋検査
施工に際して、コンクリートの厚さ、鉄筋の配置、コンクリートの強度など、第三者機関により多くの検査を実施し、保証の対象とさせていただきます。
躯体検査
木造の躯体が出来上がりましたら、細部に至るまで、数多くの検査を実施しております。現場監督による日々の検査は当然ですが、第三者機関の厳しい目でも再度チェックを行い、安心の住まいを創っていきます。
雨漏りや住宅の傾きなどの瑕疵（欠陥）の補修費用を10年間保険がサポート
- 新築住宅のお引越しから10年間、構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分に瑕疵（欠陥）が発見された場合、無料で補修いたします。補修費用等はまもりすまい保険がサポートします。
標準仕様
外装部仕様
- 屋根
- 立平ロック葺き
- 軒天
- サイディングボードAEP塗装仕上げ（アクリル系）
- 外壁
- 金属系サイディング及び天然木板張り
- 開口部（鋼製建具）
- 外側アルミ、内側樹脂、ペアガラス、Low-E
- 開口部（玄関ドア）
- 断熱玄関ドア、片開き戸(W924)、K2仕様、簡易タッチキー
- 玄関ポーチ床
- 磁器質タイル300角
- バルコニー床
- FRP防水
- その他
- テレビインターホン、外部物干金物（1ヵ所）、TVアンテナ、外部散水栓、南面犬走り（奥行：900）
内装部仕様
- 床材
- 無垢床フローリング
- 畳
- 3尺角
- 笠木
- 集成材塗装仕上げ
- 壁・天井
- エコクロス仕上げ
- 建具
- 建材メーカーフラッシュ戸
- 階段
- オリジナル木製箱階段・オリジナル木製手すり（自然塗料）
- システムキッチン
- Ｗ2550、流し・天板ステンレス、IHクッキングヒーター、食器洗い乾燥機、サイドフード、サイレントレール、吊戸ナシ
- ユニットバス
- 1616、入口片開きドア、浴室暖房乾燥機、ワイドミラー
- 洗面化粧台
- W750
- トイレ便器
- シャワー洗浄便座
- その他
- 一般照明器具（シーリング・ダウンライト・ダクトレールなど）、火災報知器（熱・煙）、24時間換気システム、洗面タオルバー、トイレタオル掛け、トイレペーパーホルダー、エコキュート460L
構造部仕様
- 工法
- 木造在来軸組パネル工法（吹抜け・スキップフロアなどの変形形状などにも対応）
- 基礎
- ベタ基礎
- 断熱
- 壁・屋根部：発泡ウレタン吹付、床下部：グラスマット
- 構造材
- 柱：集成材（105角）、隅柱：集成材（120角）
- 保証・住宅性能
- まもりすまい保険（10年）、地盤保証（10年）
- ※別途工事：宅地造成工事、整地工事、外構工事、地盤改良工事、道路から建物までの水道引込工事、浄化槽工事、特殊照明器具（シャンデリア・間接照明・外部照明など）、家具、電化製品、セキュリティー設備工事など
- ※施工床面積とは＝建築基準法の面積以外のポーチ、バルコニー・吹抜けなどの実際施工する部分の床面積です。
- ※上記に記載する仕様はりのいえの注文住宅標準仕様となります。お客様のご予算・ご要望に応じて対応させていただきます。
- ※2020年7月現在の仕様となります。
ZEH目標及び実績
2025年度 ZEH普及目標は着工棟数の50％以上
2022年度 ZEH基準住宅の着工棟数9％
