家は毎日生活する場だからこそ、子どもの心の成長に与える影響は大きいものです。家は安全で快適はあたりまえで、ここでは、子育て家族にとって知っておいてほしい、私が実感している「子どもの成長に良い影響を与える家の条件」についてご紹介します。

子供の夢や想像力を育む家とはどんな家？

サッカー選手になりたいなど、子どもが夢を描いて自由な発想が持てるようになるためには、普段の生活環境が大きく関与しているはずです。
私が考える、子どもの心の成長や感性を育むために良い影響のある家は以下の通りです。

吹き抜けや山や空が見える窓のある家

狭い部屋にとじこまれると思考が押し狭められてしまう感じがしませんか？狭い空間での生活が続くと、思考が外へ向けて飛び出さずに想像を狭めてしまいます。吹き抜けで高所に窓をつけるなどして、できるだけ遠くの山や田んぼ、空がみえるようにしましょう。人間には見えない意識の拡がりというものがあります。空間をなるべく広くとれば、意識が拡がり、物事の吸収、考え方や捉え方が前向きになります。子どもの意識の拡がりがイマジネーションや発想力を磨かせるものです。そして、穏やかで心豊かに成長するはずです。

ペットを飼うことの重要性

言葉がしゃべれないペットの気持ちを察することは、日常から思いやる精神（利他の心）が培われ、命の大切さを勉強します。

普段から自然とのふれあいを持つメリット

家の中でも外でも、自然が身近にあることが大事です。自然とは、虫、動物、水、雪、緑、土、風、などです。子どもは自然の中で興味のあるものを見つけて、遊びをつくっていきます。遊びとは、本来身近にある自然から見つけるもので、作られたおもちゃで遊ぶよりもはるかに大きい学びとなります。なぜなら、自然の中で自ら遊びを作っていくことが、子どもの自主性や主体性を伸ばしていくからです。将来必要となる問題解決能力のトレーニングにもなりますので、特に幼少期の子どもには自然にたくさん触れさせてあげたいですね。

子どもがのびのびできる家の例

・壁やフローリングなど、傷ついても目立たなかったり丈夫な素材を使用
・子どもが安心して子供にとっての自分の居場所やお母さんの愛情を感じる場所があること
・踊り場に子どもたちが本をよんだり、秘密基地のような遊ぶ空間をつくる
・リビングに隣り合った和室に赤ちゃんが寝るスペース
・リビングつづきのウッドデッキで子どもが遊ぶ
・リビングカウンダ―で子どもが勉強する
・経年しても味わいに見えてくる、あたたかみのある自然素材の家
・壁にお絵描きができるボードをつくり