テナントとオフィスのリノベーションをする際、
建築の要素で大事こと(Aブランディング(広告効果)、B従業員満足度(ES)、
C整理整頓・清掃・清潔)の三つ目についてお話します。
C整理整頓・清掃・清潔
整理整頓・清掃・清潔は、設計の仕方でものすごく変わってきます。
例えば、整理整頓がしやすい設計であれば、
必要な所に必要な棚をきちんと配置できるかどうかです。
整理整頓の棚は、フレキシブルに作らなければなりません。
つまり、空間に余裕が必要です。
時代と共に変化できるよう、極力稼働棚にしたり、
場合によっては外して空間になることができるよう工夫しなければなりません。
収納は大いに越したことはありませんが、
多すぎると物が捨てられなくなってしまうので、2~3割の余裕を持たせましょう。
掃除については、モップだけできれいになる素材の選定や、
吹き溜まりができないようにする、掃き掃除がしやすいなど、
掃除がしやすく、その上汚れが目立たないなどの工夫があると良いですね。
りのいえでは、はじめから床をビンテージ加工にしているので、
地震で床に物が落ちて穴が空いても気付かないほどです。
素材そのものが高級素材でも、
足跡が目立って2時間おきに拭き掃除をしなければならないなど、ナンセンス。
リノベーションをすると決めたら、
・汚れが付きにくい
・汚れが目立たない
・掃除がしやすく清潔が保てる
・半永久的に高耐久にする
以上の点を考慮することにより、仕事に集中できる時間が圧倒的に増えるはずです。