社長ブログ

子供をゆがませる「間取り」

こんにちは。
今日は、最近出会った面白い本についてお話しします。

 

その本というのは、横山彰人さんの『子供をゆがませる「間取り」』です。

 

良い家の創り方の反対で、
悪い家の創り方を知っていれば、良い家を創れるだろう。
という話。

 

一章が、実例。
二章は、「こういう家だと子供がこうなってしまう」というような理論的な話。
三章は、「こういう家だと家族がこうなってしまう」という話。
四章が、問題解決の話です。

 

一章には、宮崎勤、金属バット両親殺害事件や酒鬼薔薇事件の犯罪者が、
どんな間取りの家に住んでいたかが載っています。

 

例えば宮崎勤。
父親の仕事の関係で、家の増改築により家族が分断され、
解離性を助長することになったとのこと。
金属バット両親殺人事件では、2階に直行できる間取りが指摘されています。
女子高生コンクリート詰め殺人事件は、リビングが仕事場になっていたため、
家族のだんらんの場のリビングが、落ち着かない場所になっていて、
家族は自分の部屋でしか落ち着かないという環境でした。

 

全体的に共通して、やはりコミュニケーションの分断が起きていると感じました。
それは間取りの問題だけではなく、使い方の問題もあると思います。
やはり家というのは、強制的にでも、コミュニケーションが自然と成り立つように
創ることが、いかに重要かということに気付かされました。

 

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