今回は、マナーや身だしなみについてのお話です。
以前、松下経営塾で、当時私が抱いていた悩みを相談する機会がありました。
従業員の自分に対する態度についてです。
「友達じゃないんだから…」と思いながらも、
社内の自由な発想が出やすい雰囲気がなくなってしまうのが怖くて、
自分から相手に言うこともできずにいました。
社内ではイキイキ働いてくれていたので、
お客様のところできちんと対応しているのであれば、
自分が我慢すればいいことなのかな…
とも思いつつ、松下経営塾の経営者の皆さんに話してみました。
すると、とある社長さんに、
「社内でできないことは社外でできるわけないですよ」と言われたのです。
その一言で、モヤモヤが晴れた気がしました。
マナーや身だしなみに関しては、やはりディズニーはすごかった。
整理整頓などは、もともと仕組化されていたため、
ずっと維持されています。
一方マナーや身だしなみに関してはとても厳しく指導されます。
流行りの髪型、化粧は一切禁止。洋服の汚れも無いよう徹底されていました。
今思うと、マナーや身だしなみに関しては仕組化しにくいため、
常に多くの人材を受け入れ続けるディズニーでは、
口酸っぱく言い続けないと維持できなかったのかなと振り返ります。
幸いなことにりのいえでは、現在、直接指導しなくてもいい状況です。
しかし、今後のためにも、
「社内でできないことは社外でもできない」という考えを持ちながら、
きちんとしたマナーや身だしなみの文化形成に取り組んでいきたいと考えています。