住宅とは違いますが、この度りのいえの事務所内に、
私の「考える部屋」を作ってみました。
今日は、なぜ「考える部屋」が必要なのかお話しします。
一大イベントであったり、経営的な大きな判断であったりという場合は、
極力“無”になれる状態、素直になれる状態で考えられる時間がほしい。
だからこの部屋を作りました。
松下幸之助も、「素直」という言葉を重要なワードとして取り上げているように、
経営もプライベートも、人生をよりよく生きるためのコツとして、
私は、素直な考え方ができるかということが重要だと考えています。
人間とは、色々な色眼鏡を通して物事を見てしまいます。
利己的な欲求であったり、上司の顔色であったり、
プライベートな問題だったり、天候だったり。
そういう色眼鏡を極力取っ払って物事を考えられるかがすごく大事なんです。
ただ、受験勉強のように、常に静かな場所を用意することは、
その人にとっていいことではないのです。
多少の雑音があっても素直に考えられるようにしてあげないと、
常に静かな空間でなければ考えられない人になってしまいます。
余談ですが、子育てに関しては、その空間を作る必要なないと思っています。
少し雑音があるリビングのようなところで勉強はしたほうが良いんです。
雑音とぬくもりがある中で、時を過ごすことの方が重要。
つまり、子育てという概念の中では、
この「考える部屋」は要らないと考えます。
次回は、なぜ「考える部屋」を作ったのかについてです。