前回のブログで、設計業務におけるヒアリングは、
お客様の「条件を知る」ことが大切で、その「条件を知る」ためには、
①お客様の言葉に出る条件
②言葉にならない条件の汲み取り
(お客様が無意識で欲しているけど、どう表現していいかわからない。
そもそもお客様自身も気づいていない条件)
③当たり前に満たさなければならない絶対条件
(プロとして当たり前に満たさなければならない絶対条件)
④りのいえがおすすめしたい条件
(自然を体感できる家、気配が感じ取れる距離感の設計等)
の4つの条件を知ることを、りのいえでは大切にしているという話をしました。
今回は、②言葉にならない条件の汲み取り
についてお話します。
お客様自身が気づいていない条件をどう引っ張り出すのか。
ほとんどの会社は無意識でやっています。
しかしそれでは半分も引っ張り出せません。
では、どうしたらいいのか。
それは、コーチングを取り入れたヒアリングです。
以前のブログでは、ハウジングコーチのスタッフ体験でしたが、
実際お客様に取り入れ始めました。
お客様の深層心理を聞き出して、
整理整頓してあげます。
コーチングはまだ日本に定着していないので、
みなさん想像しにくいかもしれませんが、
お客様の頭の中の言葉になってない部分に、気付いてもらう作業です。
お客様が気付くことだけではなく、こちらも共感して設計に反映できるので、
とても効果があります。
一般的なヒアリングだけでは、現実的にその共感ができていません。
みなさんが出会ったなかで、「何となくこの担当者さん良いな」
と思える方がいたとすればその設計士は、お客様との共感が、
比較的できている担当者だと思います。
そういう方は、無意識にコーチングのような掘り下げを行っているはずです。
どうでしょうか?
お客様と共感する為の方法というのが、コーチングなのです。
しかし、このコーチングだけでは完璧に条件を知ることができません。
次回へ続く