みなさん、アイクラーホームをご存知でしょうか。
私も先日お客様に教えていただいたんですが、
アメリカ西海岸の建築様式のことです。
平屋建てで、緑の芝生に、
地面と床の高さが同じで、つながった空間になる作りです。
こういう家を創りたいというお客様で、
ああでもない、こうでもないと言いながら、
楽しく設計させていただいています。
アイクラーホームを建築するにあたり、
日本では難しい点があることに気付きました。
日本は、地面から土台まで、
コンクリートの基礎を高さ約400mmの基礎を作らなければならないのが、
一般的な手法となります。
日本の気候から考えた湿度や、シロアリの被害等を考えたら、
これは外せないのです。
では、どうしたら基礎400mmで、アイクラーホームのような、
外からの地面のつながりを実現できるのでしょうか。
色々考えて、ある設計方法を思いつきました。
これが実現されると、日本建築に、
新しい独特な雰囲気が実現できるのではないでしょうか。
その手法を簡単に言うと、
家の前側から、2mくらい離れたところに、40cmの高台を作ります。
そこをウッドデッキでつないでしまうという手法です。
つまり、庭の一部分が高くなっていて、
底と家をつなぐということです。
見た目的にも、橋が架かっているように見えないよう、
自然な感じに仕上げれば、家の床と地面がつながって見えるはず。
このお客様のお陰で、今まで考えたことがなかった家を創ることができます。
非常に楽しくてワクワクします!