前回と前々回のブログでお話した、
ハウジングコーチや画像によるイメージの共有は、
設計士が、スムーズに作業に取り組むためものと思いがちですが、
一番の目的は、お客様自身が自分たちの欲しい家を明確にすることなのです。
家づくりは、「こういう場所で、こういう間取りで、こういう外観の…」
というような完成したものが無い限り、ぼやっとしたイメージの中で進みがちです。
ですので、一番最初の段階で、お客様の頭の中を整理して、
どんな家にしたいのか明確にしてあげましょう！という作業が必要です。
家づくりは一人で進めるものではありません。
夫婦で決めることが多いと思います。
しかし、夫婦二人の想いはまた違います。
だからこそ、
「ここはお父さんの意見を優先する場所」「ここはお母さんの意見に」
ということを明確にしたうえで、
きちんとした理想の家をイメージすることが大切なのです。
理想のゴールが見えると、完成した時の満足感は大きくなります。
たとえ素晴らしい完璧な家ができたとしても、
100点満点の基準がないと、満足できません。
１００万円のコップをもらっても
１００万円のコップの基準んが分からなければ
「なにこれ」となってしまいますよね。
しかし１００万円のコップの基準が分かる人は大満足するはずですよね。
だからこそ、初めの段階で、お客様自身が１００点満点の家を明確にイメージできるかが、
とても重要なのです。
