今日は、設計業務の仕事における、
プランニングのお話です。
ハウジングコーチをした情報をもとに、10人の設計士に依頼したところ、
ほとんど同じプランができあがってきました。
つまり、1番目の「条件を知る」という作業で、
条件が出揃っていれば、プランニングはしやすくなります。
本当に大事なものがわかれば、スムーズに進むのです。
そのため、空いた時間に手間暇がかけられるのです。
例えば、「自然と触れ合える家」と言われたら、どの程度の提案ができるのか。
庭を作ることや、玄関に花壇を作るという一般的なアイディアだけでなく、
屋内に土いじりできる場所を作ろう!や、
玄関に川を流そう!というプランも生まれてきます。
また、スターウォーズが好きなお客様に、どのレベルで対応するか。
コレクション、DVDシアターはすぐ思いつきます。
さらには、廊下をスターウォーズの世界観にするなど、
一歩踏み入れたアイディアも思いつきます。
お客様と共感した正しい条件がでれば、良いプランニングになります。
いい意味で偏ったプランニングができ、さらに満足度が上がることでしょう。
それだけでも効果はあると思いますが、
ここでカンファレンスを行います。
医者が患者さんの手術方式を話し合うことをカンファレンスと言いますが、
うちも、一人の設計士ではなく、設計士同士が意見を出し合えたらいいなと考えています。
同じ課題でも、高いレベルの解決を図るためには、
一人より、二人、三人で考えるほうが、素晴らしい答えに
たどりつく可能性が高くなります。
また、一人だと、個人の体調や忙しさ、考え方などに左右されやすくなり
りのいえとしての仕事のムラにつながる恐れもあります。
そのような観点から、設計士のカンファレンスを実現したいと考えています。