今日は久々に本質から考えるシリーズ。
“屋根の本質”です。
もともと、屋根の原点ともいえる茅葺屋根。
これは、何のために作られたのでしょうか。
雨や日差しを遮るためや、
外の物が中に入らないようにするための、
外壁と同じ役目です。
外壁と違って、水が溜まらないように、基本的に斜めです。
本来は、以上のような理由から作られた屋根ですが、
そんな中広がっていった『瓦』は、
外壁と同様、直射日光に耐えられ、打ってつけでした。
100年くらい前までは、瓦が主流でした。
その後は洋物屋根のコロニアルやトタン、洋瓦など、
たくさんの種類が出てきました。
では、どの瓦が良いのでしょうか?
それぞれ一長一短あります。
本瓦は耐久性が良いし、価格も皆さんが思うほど高くありません。
経年劣化もしにくく素晴らしいです。
しかし、デメリットがあります。
瓦自体は直射日光を防ぐだけで、雨は防げません。
瓦の下に敷いてある防水層が、雨を防いでいるからです。
また、一番のデメリットは“重い”。
上が重いと揺れやすくなり、
耐久性を考えた場合、本瓦はどうなんだろう…。
他の瓦については次回お話します!