“一番大事なことを理解していない”ということは、
世の中の至るところで起きています。
建築だけに限らず、全ての業界に当てはまるでしょう。
ここを解消していかなければ、
会社は伸びません。
例えば、当社のような建築会社の場合、
一番大事なことがわからなくて設計しているということです。
違う色眼鏡が入るからです。
今、りのいえでは、新しい事務所を建設中です。
建築の仕事をしているということもあり、
何となくだけどおしゃれとか、
かっこいいところで仕事がしたいとか、
かっこいい店舗を作りたいとか、
大体そこに目が行きます。
そうして出来上がる建築は、デザインが良いだけで、
お客さんが入りづらく、スタッフが働きにくい建物となります。
その反面、例えばよくある総合病院。
建物自体は、何の面白みもない、コンクリートの建物。
しかし、きちんと病院の機能は満たしているはずです。
それを、新しく建てる際に、病院の設計を依頼された建築会社が、
「従業員が働きやすく、ランドマークになるような病院にしましょう！」
と、デザイン性の高い病院を作ります。
結果、何となく入りにくい病院が出来上がるのです。
しかし、私も今回の事務所建築で、
同じミスをしかかっているのではないかと不安です。
ミスを犯さない様に、
一番大切なこととは何かをきちんと考えていきたいと思います。
