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ガレージハウスを建てる際に知っておくべき3つのポイントとメリット・デメリット

どこか都会的でセンスが良いイメージのガレージハウス。クルマが好きな人、趣味を思う存分楽しみたい人にとても人気です。ガレージハウスを実際に建てる前に知っておきたいポイントをご紹介します。

ガレージハウスとは

ガレージハウスは建物と接続している、または建物の1F部分が車庫(インナーガレージ)になっているなど車庫と一体化した家です。都心などの土地が狭い地域で車庫が必要な場合を除いて、ガレージハウスはライフスタイルを象徴するものとして人気があります。例えば、リビングからも愛車が見えるようにしたい、趣味のサーフボードを飾りたい、アウトドア用品の収納にしたい、時間を忘れてバイクの整備作業をしたい方など、車庫の役割だけでなく、クルマやアウトドアが好きな方がより趣味を楽しむために建てるケースが多いです。

ガレージハウスのメリットとデメリット

<メリット> 

・ライフスタイルを自由に楽しむことが出来る

家からガレージに直結できる間取も可能です。例えば、ガレージからキッチンやリビングに直接に行き来できれば、整備作業をしたりバーベキューを楽しんだり自転車やサーフボードを飾りたいなど趣味を楽しむこともできます。

・クルマと家の行き来が楽になる

雨や風、雪など悪天候でもクルマへの行き来、荷物の積み下ろしが楽になります。

・安心安全な屋内の保管スペースができる

屋内であれば雨や風、雪からクルマを守ることができまし、置き場所に悩むタイヤやクルマの備品を安全に保管できます。

<デメリット>

・カーポートと比べて、コストが高い

構造躯体が建物であるためです。一度建てた後に増改築リフォームで変更する場合にも、同様です。

・インナーガレージで居住スペースが狭くなる

土地が狭く、駐車場スペースを確保できず1F部分をガレージにした場合など、居住スペースを圧迫する場合もあります。

ガレージハウスの価格はどれくらい?

基本的に建物と同様にガレージも基礎や筋交い、屋根、壁も造ります。ただ床がないだけの建築費用となるのが一般的です。例えば、坪単価60万円の建物であればガレージ部分は50万円ほどとなります。クルマ一台分で約5坪くらいの面積が必要になるとすると、250万円ほどの費用でしょうか。

中には予算上の都合から建物と接続せずに100万~150万のカーポートに変更する方も少なくありません。

ガレージハウスを建てる際のポイント3つ

1.防火対策

ガレージハウスは法律上、防火対策が必要になります。万が一出火したときの防火、通気も考慮した施工を行わなければいけないのです。過去に北海道で、ガレージにクルマをエンジンをかけたまま停車していたら、リビングにいた奥様が一酸化中毒で死亡してしまったという事故もありますので、防火対策について知っておくべきです。

2.ガレージハウスで何をしたいのかを明確にする

ガレージハウスをデザインの一環で考えられる人もいます。しかしデザイン重視でつくったものの、いざ住み始めたら活用していないなど、結果的にムダなスペースを作っただけになってしまっては意味がありません。景観のためのガレージハウスではなく、何をしたいのかを明確にして設計者とそのイメージを共有することがとても大事です。たとえば、バーベキューもしたいとなれば、水場が必要かどうか、キッチンまでつながっていたほうが使いやすいなどを設計者と考えることで、本当にしたいのかどうかまで見えてくることがあります。

3.庭などの中間領域の存在と同時に考える

ガレージハウスは建物と一体になっていますので、庭やガーデニングを検討した場合にはどのように配置するのかを考えることも重要です。中間領域といわれる庭の存在は家の中にいた時に安心感を与えてくれます。中間領域一つで暮らしの楽しみ方が変わるとも言えるでしょう。ガレージハウスと中間領域との関係は、どのように相乗効果になれるのか、という課題も出てきますね。相殺してしまってはもったいないです。

中間領域との相性を考えたガレージハウス。家との一体感がありながら余白空間でゆとりを感じさせます。

ガレージハウスとカーポートのいいとこ取りを考えてみました

これまでガレージハウスにしたいけど予算があわない、このような方に私たちが考えたガレージの工夫を少しだけご紹介しましょう。

カーポートの骨組を利用して外壁を張ったガレージ風カーポートを今後リリースする予定です。既製品のカーポートのようにメーカー保証はつきませんがガレージハウスのように家の一部に見える、景観の良いカーポートです。厳密には建物と一体化していませんが、建物と同じ外壁だから統一感が出せるように工夫を凝らしています。なるべく費用も抑えてクルマ3台分(約15坪)で250万円ほどの価格感を目指しています。また、カーポートの耐積雪にもこだわっています。福島県であれば、カーポートの屋根の厚さが50㎝あればよいのですが1mほどまで高めています。柱の鉄骨の厚さが厚くなりますが、品質は落とせませんからね。

以上、ガレージハウスを建ててみたいという方の参考になれば幸いです。

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