今日も本質シリーズ。
階段や廊下などの“通路”についてです。
どうせ階段を作るなら…、廊下を作るなら…、
それらに持たすことのできる最大の機能は何でしょうか?
メインの機能はもちろん「通る」。
しかし、通るだけの階段、廊下はとてももったいないです。
では、「通る」以外に階段の空間に持たせる機能は何があるのでしょうか。
①階段をリビングの一部に取り入れることで部屋が広くなる。
②完全に視界を遮りたくないけど、少し遮りたい時、面格子の様に使う。
他にも考えるといろいろ出てきます。
階段と子供の遊び場をコラボする。
階段とご主人の秘密基地をコラボする。
階段と奥様の家事スペース、
階段と本棚、コレクションスペース、etc
一方、廊下はどのような機能を持たせることができるでしょうか。
廊下を部分的に広げ、スペースを作る。
壁を少なくして、空間の連続性を高める。
廊下に面した収納。etc
階段と廊下に、一日のうち何分いるか統計を取ると、
家族合わせても5分程度だそうです。
5分しか役に立たない場所のために、
貴重な床面積を使うというのは、もったいないと思いませんか?
通路は、本来の“通る”機能だけにしておくのではなく、
さまざまな役割を担うことができ、
家を有効に使うことができるようになるのです。