今日は、意見の言いやすい会社についてお話します。
うちの会社の場合、本来、私のやりたいことを理解してくれて、
実現してくれるスタッフがいなければならないと思っています。
しかし、色々な人に指示を出してきましたが、
上手に伝えることができないのか、
私の頭の中が理解し難いようです。
「屈託のない意見を言っていいよ」と言いながら、
一方では規律を守れと言います。
これは矛盾していますよね。
松下幸之助の経営塾でも言っていましたが、
松下幸之助は、周知が集まる経営こそが大事だと言って、
従業員たちに伝えていましたが、
実際側近の人たちが言っていたのは、
「押しつけに近い、強い意見に聞こえる」とのことでした。
私も気持ちはわかります。
松下幸之助的には、
「みんなの意見はどうなんだ?私はこう思う。」と言っているだけ。
しかし、文化的な規律が厳しい会社だと、
社長が言っている事は、「やれ」に聞こえてしまうのです。
だからと言って、規律がないと、
うちの会社みたいに私の頭の中が理解できなくなるし、
規律が強すぎると、ワンマンな会社になってしまう。
つまり、規律はそこそこ当たり前になければなりませんが、
その上で社長が、
「規律はすごく大事だけど、みんなが屈託のない自由な意見が言える環境を
維持することが大切なんだ」
と、思っていることが重要なのではないでしょうか。