住宅用の洗剤はいろいろあります。
お風呂用、トイレ用、窓用など。
しかし、基本的に住宅の汚れであれば、
中性洗剤ですべてOKです。
特殊な洗剤を悪いとは言いませんが、
それを使わないと落ちない汚れは存在しません。
業務用なら、強アルカリ性や強酸性がありますが、
そもそも、そこまでしなければならない汚れがあるのはおかしい。
普段の生活でそこまで汚れることはないので、
一般的な普通の中性洗剤で良いと思います。
洗剤の種類を簡単に分けると、4種類あります。
アルカリ性、中性、酸性、塩素系。
塩素系はカビ落とし。
酸性はステンレスの錆落としなどに使います。
カビ落としは、カビ予防していれば使わなくていいし、
錆落としも5年に一度磨けば大丈夫。
つまり、石鹸はアルカリ性なので、
中性とアルカリ性の洗剤のみ使うことになります。
塩素系のカビ落としは、実はカビをなくしてはいません。
生きているカビはこすれば取れます。
では、あの黒いカビは何なのか。
それは、死んだカビの色素がゴムに溶け込んで、
色素が沈着しているのです。
塩素系のカビ落としは、色素を漂白しているだけで、
カビは取れていません。
実際にカビを殺すこともできますが、
これはどの洗剤でもできること。
色素が沈着してしまったところは、
塩素系カビ落としをかけて、
乾燥しないようにラップで湿布します。
長時間放置しておくと、白くなります。
ただし、塩素系は身体に良くないし、
素材を痛める場合もあるので、
よっぽどじゃない限りやらないほうが良いです。
また、今のゴムは性能が良く、
カビも付きにくいので、なおさら塩素系の洗剤の必要はなくなります。
つまり、家の中には、中性洗剤と削らないスポンジ、
柔らかいスポンジがあれば事足ります。
削るスポンジ、酸性洗剤は、ステンレスと陶器だけです。