今日は、長期で考える、建物のメンテナンスについてです。
今までもブログの中で“長生きリスク”という話をしていましたが、
今までの、30~40年で木造住宅を建て替えるという概念では、
大変なことになってしまいます。
30歳で家を建てると、40年後は70歳。
40歳で家を建てると、40年後は80歳。
そこから人間は約20年間生きます。
家がボロボロになったらどうでしょうか?
ということは、40年でボロボロになる家には、
住んではいけないし、建ててはいけないということになります。
メンテナンスをする、しないは関係なく、
きちんと100年持つ構造体の建物かどうかが重要です。
今の家は、地震の強度などは十分です。
直下型地震が真下で起きない限り大丈夫な強度を持っています。
しかし、その構造体も雨水が侵入したり、
壁内が結露したりでは長持ちしません。
いかに、雨水の侵入を防ぐか、壁内をカラカラな状態にするか、
この二つが重要になります。
次回は、建物の外側と内側のメンテナンスの考え方をお話します。