私が「環境整備」という言葉を知ったのは小宮氏の書籍がきっかけです。
時期で言えば5~6年前でしょうか。小宮氏の書籍に加えてDVDまで購入し拝聴したものの、
腹落ちしたのはここ最近です。
環境整備とは何か?
整理整頓は一言でいってしまえば、
要らないものを捨てて(整理)、決められた場所に決められたものを置くということ(整頓)ですよね。
環境整備はその上位の考えで、働きやすい環境を作るということです。
ですので、社員に整理整頓を伝えるときは、
「働きやすい環境を作る一貫であること」を伝えると良いと思います。
例えば、オフィス内の導線づくりなどもそうですよね。
社員が歩く場所には物を置かないことで移動がしやすくなる、
お客様と打ち合わせの際にお見せするディスプレイなども、
お客様にとって見えやすい場所にディスプレイを置くことで説明がしやすくなる。
どちらも「働きやすい環境を作ること」につながっています。
本当に些細なことですよね?
でも、そういうことなんです。
整理整頓を「なぜするのか?」と考えるようにすることが環境整備といっても良いでしょう。
そうしたことに気づけるようになると、
「もっと働きやすくするようにするにはどうすればよいか?」が自然と社員が自分で考えられるようになってきますし、
「自分のデスク周りだけでなくオフィス全体で考えるとどうか?」
「経営全体で考えるとどうか?」といった視野が広がるようにもなります。
最初はコップの底に滑り止めをつけるくらいの話でも、
だんだん大きな改善につながっていきますよね。