前回のブログでは、本質に気づくための考え方をご紹介しました。
文字で表してしまえばとてもシンプルなことで、私が昔からずっと考えていたことでもあります。
せっかくなので本質に関する私の経験をもう少しご紹介したいと思います。
私が受験勉強をしていたときのことです。
そもそも何のために勉強をするのかと考えたときに、
決して「高い偏差値や点数をとってクラスや学年で一番になるために勉強を頑張る」
ではないという答えに辿りつきました。
私が考える一番大切な教育とは単に知識をつけることではなく、
「自分で目標を見つけて、その目標に自分で工夫をしたり自分の力で努力をしたりしながら、
目標にたどり着くような人間になること」です。
これは教育の本質と言ってよいと思います。
そのことに気づいたとき、私の親が私を有名な塾に行かせ勉強させるようにしたことを私は断りました。
「わざわざ高いお金を払うことが本当に偏差値を高めることにつながるのか?」
「有名だからといって自分にその塾講師の教え方が本当に合うのか?」と。
ただ、これは決して塾の存在を否定しているわけではありません。
私は自分で「お金をかけずとも効率の良い勉強の仕方は何か?」
を考えた末で出した答えというだけです。
結果から言えば、私は自分に合う参考書を見つけ、自分で勉強し、偏差値を半年で10以上高めました。
勉強を受ける側の立場にいると勉強をすることだけで頭がいっぱいになりがちです。
しかし、教育という観点から考えると、勉強の仕方そのものも見直すことができると思います。