私は基本的に、占いや、根拠のない血液型の話などは信じていません。
風水もその様なものと思われがちです。
しかしながら、風水は事実に基づいた感覚的確率論なのではないか?
・・・と思っています。
例えば、昔から言われている“鬼門”《鬼門にあたる場所に玄関や窓、
水回りを配置すると家の中に悪いことが起きるとされている》
これを掘下げると
- 玄関が暗くなり住む人のマインドを少しずつマイナスに仕向ける。
- 玄関までのアクセスが暗くジメジメしがちでマイナス事象が発生しやすい
などが考えられます。これらの問題は昔の建築技術では対策を講じることはできませんでしたが、現代の技術では可能です。
他にも風水上、ダメだと言われていることでも問題の本質が分かれば現代の技術で回避することは可能だと考えています。
土地に関しても、「家の周りに水があるところは買うな」と言われています。
それも、水があることで水難事故が起きていたからこそ、言われていること。
しかし、現代だったら、柵を作るなどの対応をすれば問題はありません。
同じく、川の近くは買わない方が良いという話も、台風の話は別とすると、
川の近くは砂質の軟弱地盤が多いということもあるので、
地盤改良すれば問題はありません。
現代の建築で、本質的なことを抑えていれば、自ずと風水面もカバーしているはずです。
私は風水を信じることを悪いと言っているのではありません。
「風水で悪いと言っているからダメ」ではなく、
風水が言わんとしていることを掘り下げて考えて問題の本質を理解し
現代の技術と設計力で克服してほしい・・・と思っています。