理想の土地が見つからず家づくりがなかなか進められないという人を多く見てきました。学区や価格だけでなく、道路の向きや整形地かどうか、車通りは少ない方がいいなど、土地へのこだわりはたくさんあると思います。そこで、どんな点を重視すれば理想の土地探し・家づくりができるかについて考えてみたいと思います。

欲しい土地への優先順位をつけましょう

冒頭で述べたような理想の土地が見つかれば苦労はしませんが、全てのこだわりを満たす土地というのはなかなか見つからないのが現状です。その中で重要なのが「様々な条件の中で特に大事なのは何か」、きちんと順序付けをすること。これは決して妥協して土地を決めるという意味ではありません。絶対に譲れない条件とできればそうだと嬉しい条件を明確にすることで、自分にとって何が大事かが明確に見えてくるはずです。

たいていの問題は設計でカバーできる！？

何より、価格や形、広さといった土地に対する多くの悩みは設計次第でいくらでもカバーすることができます。場合によっては一見すると不利な土地条件をプラスに活用することだって可能です！いくつか具体例を挙げながら見ていきましょう。

北向きの家でも明るく開放的に！

「日当たりが悪くて暗い…」「風水的にも良くない…」など、マイナスのイメージを持たれがちな北玄関ですが、住宅技術が進歩した現在なら、採光を取り入れやすいガラス素材を使ったり、ちょっとした中庭を設けることで明るく開放的な家が建てられます。むしろ、リビングが道路側に面していないことで騒音の軽減ができたり、外からの視線を遮ることができるといったメリットも！

変形土地を賢くお得に活用する

台形や三角形といった変形した形の土地も敬遠されがちですが、その土地の形に合わせた設計ができれば何の問題もありません。中には土地の形を逆手にとって、無駄なく軽自動車専用の駐車場を確保できるケースもあるほどです。自転車置き場や砂場、家庭菜園など、ライフスタイルに合わせながら変形地を有効的に活用する方法は他にもあると思います。しかも変形した土地は、一般的に価格も抑えられるのも大きな魅力です。

（狭小地の土地をカバーする設計の工夫について、もう一段落足してもいいかと思います）

気になる土地を見つけたらまずは相談を！

こうした不利な土地条件を活用できるのも完全注文住宅ならでは。土地がないから家づくりが進まないという方や、規格型住宅を手掛ける大手のハウスメーカーでは難しいと言われた土地でも、まずは一度相談してもらえると嬉しいです。