芝生っていいですよね。
緑っていいですよね。
なぜいいか考えたことありますか?
緑に関わらず、海や炎、雲や川の流れなどは、
ぼーっと見てられますよね。心が落ち着きますよね。
それって、どういうことなのでしょうか。
自然のものって、人の心を落ち着かせる何かがあると思います。
前回のブログでも述べた通り、家は心の落ち着く場所でなければならない。
しかし、心を落ち着かせるために、毎日庭でキャンプファイヤーはできない。
川を庭に流すことは難しい。
では、できることは何だろう…
それは、空の見える窓を設置することと、緑のある庭があることです。
それがあるのとないのとでは、心の落ち着きはだいぶ変わってくると私たちは考えます。
なぜ落ち着くのか。
もしかすると、「不規則性」なのではないかと思いました。
私は、ガウディという建築家のカサミラという建物のエントランスを見ると、
とても落ち着きます。
ガウディはそのエントランスを、母親のお腹の中をイメージしたと言います。
その空間が不規則なのです。
なぜか私はそれにずーっと惹かれている。
建築なのに、直線じゃない。
だからと言って曲線の家を創りたいというわけではないのですが、
「不規則」でなければならないのです。
住まいというくくりの中に、「不規則」な空間があることが重要だと思うのです。
その「不規則」な空間が自然です。
空を切り取る窓と、芝生のある庭があるだけでだいぶ違います。
将来のランニングコストを考えると人工芝にしたくなりますが、
人工芝ではだめ。本物でなければならない。
雑草の間引きや長さを揃える手間があるが、それがいいのです。
芝生も生きているから、人間は何か感じることができるんです。
家から自然のものを取り払わないでください。
少しでいいから、自然と共に生きる部分を作ってください。
私たちからのご提案です。