最近、自分の感覚が当たり前だと思う人が、とても多いことに驚いています。
あまりにも自分の狭い感覚の中で判断しようとしているのです。
「なぜこの人はこう言っているんだろう。」
「この人はなぜこう考えているんだろう。」
と、探ってほしいものです。
感覚の幅が無い人は、広げなければなりません。
自分が良いと思ったことも、
「本当は正しくないんじゃないか…」という物の見方が出来るようになってほしいのです。
一つの事が正しいと判断するにあたり、二つのパターンがあります。
・一つの事しか知らなくて、正しいと判断すること
・様々な経験から、正しいと判断すること
10個知っていて全て経験して一つが正しいと言えるのか、
そもそも一個しか知らなくて一個が正しいと言っているのか。
外の世界での経験がない人は、後者が多すぎるような気がします。
例えば、経験のない社員が入ってきたとき、
違うものが正しいと思わせるためにはどうしたらいいのか。
効果的な1つの方法は、「文化形成」です。
その人の感覚、過去の経験にないものを、
それが当たり前と思わせる、文化の形成が必要なのです。
この文化形成において、
文化に馴染まされる方は、なぜこの文化が必要なのかは知る必要はありません。
しかし、文化を創る方は、なぜこの文化が必要なのか、
本質的に理解しなければ、文化形成は出来ません。
文化を創る方(経営層)は、感覚的ではなく、
深いレベルで物事をわからなければならないのです。
一致団結した経営陣の力が必要になります。