社長ブログ

本物の質感②

前回は、イメージと違う家ができてしまうのは、
本物の素材を使用しないからというお話をしました。
今回は、本物の家を創るにはどうしたらいいのかをお話します。

 

営業担当者は、どうしてもお客様の機嫌取りに走ってしまい、
間違っていたとしても指摘できません。
だけど、本当にお客様が作りたい物をイメージして、
表面的な張りぼての家ではなく、
本質的に本物の家を創りたいんだってことがわかれば、
お客様が間違った素材を持ってきた時に、
「お客様、本物の家を創りたいのですよね?
これを使用すると、全体的に安っぽい仕上がりになってしまいますよ」
とご提案しなければなりません。

 

お客様が提案した、間違った素材を使ったことで、
イメージ通りの家ができなかった場合、
営業担当者は「お客様が言ったから…」になるし、
お客様は「自分が言ったからしょうがない」になってしまう。

 

本当にお客様が創りたい物がわかっていれば、
止めなければならないのです。

 

しかし、家を全て本物の素材で創ったら、金額が跳ね上がってしまいます。
ですので、玄関とリビング周りだけ本物で固めるなど、

メリハリをつけることをおすすめします。

 

寝ている時間を除いた、家の中の滞在時間で見ると、
リビングで過ごす時間が圧倒的に多いんです。

 

玄関からリビングまでは本物の素材で創り、
2階は、掃除がしやすいなどの、量産品で良いと思います。

 

本物は、使えば使うほど味が出ます。
例えば鉄は、いかにもメッキとわかるシルバーと、
本物の鉄とは全く違います。
木も、貼りもののフロアー材と無垢材では、まるで違います。

 

これからの家は、40~50年前の家とは違い、
寿命が倍以上あります。
ヨーロッパのように、古い建物が当たり前にあるようになると思います。
リフォームしながらきれいに使っていく方法もありますが、
傷や汚れが味となり、刻まれていく家も良いですよね。

 

当社が選定する材料の基準は、
・圧倒的に高耐久
・傷が味になる
・気軽に直せる

 

この3つに絞り、
お客様のイメージ通りの家を創っていきます。

 

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