このスイッチの話の本質は、スイッチがあり過ぎるとスイッチのオン・オフで混乱し、
結果的に住みにくい家を作ってしまっていることにあります。
もしかすると皆さんの中にも照明のスイッチをパチパチと何度も間違えて、
オン・オフにしてしまっている方はいませんか?
大して気にならないようで、実はその小さな無駄がまさに住みにくさにつながっているはずです。
何年住んでもスイッチの押し間違えが発生しているとしたら、
それはもう癖になってしまっています。
こうしたスイッチの過剰設置は残念ながら多くの建築家がやっていることであり、
お客様も「一つの照明には、一つのスイッチ」といった固定概念をまだまだお持ちなのでしょう。
しかし、多くの人が疑問に思っていないようで実はスイッチの設置については、
改善すべき点がまだまだあると私は考えております。
本当の意味で住みやすい家を作るのであれば、
スイッチ一つとっても無駄をなくすことが大事です。