前回のブログでご紹介したように、
階段をただ上り下りするため通路にしておくのは非常にもったいないです。
階段があるからこそ生まれる一見無駄に見える上下のスペースも、
収納スペースなどに活用することでさらに住みやすい家に変わります。
階段の踊り場も貴重なスペースです。
ここは本棚を設置して書庫にしたり、
机と椅子を設けて勉強スペースにしたりすることが多いですね。
踊り場が1階を見渡せる場所にある家だと、
そこをカフェスペースにしていることもありますね。今風でとても素敵です。
つまり、考え方一つで階段はいかにでも面白くなるんですよ。
「階段はスペースをとるだけの存在」という認識でいると、
どうしても省スペースで最小限の間取りだけを考えた家づくりになってしまいがちです。
少しでも余裕があるのであれば階段に遊び心を持たせてみると、
その家の魅力はぐっと高まりますよ。
また、りのいえのお客様の中には、
あえて階段を通常より大きく作りたいという方がいらっしゃいました。
通常より大きくというのは、
なんと階段の横幅を通常(75cm程度)の1.5倍(120cm程度)にするということです。
驚きますよね。
これが実は“豪華さ”を生んだんです。
これは見た目の豪華さというだけでなく、
そこから生まれる気持ちの余裕などの副産物が大きいです。
毎日使う階段という通路だからこそ、あえて工夫する一例です。