1月に世間を騒がせた“はれのひ”。
振袖の販売や貸し出しをしていた会社が、
成人の日に店舗を閉鎖し、予約していた新成人が大混乱となった事件がありました。
私はこの事件で、経営において大切な事を再認識することができました。
はれのひの社長は、
「商売というのは、自分が幸せになる事を目標としていいけど、
他人に迷惑をかけるようなことをしてはいけない」
と言っていました。
言っていることはすごくわかりますが、
こういう事態になった以上、何の説得力もありません。
しかし、それと同じことを私もやりかねないのではと思いました。
この社長は、傍から見たら「ふざけた社長だな」で終わりますが、
私にとっては他人事ではなく感じました。
ああいう風になってもおかしくないのではないかと。
そこで思いました。
会社というのは、お客様満足だけが高くてもだめ。
利益だけが出ても、お客様が満足しなければだめ。
従業員をこき使って、お客様満足と利益が出てもだめ。
『お客様満足』
『従業員満足』
『会社満足』
この三つのバロメーターのバランスが一つでも崩れると、
はれのひみたいになってしまいます。
このバロメーターを、偏らせないで均等に伸ばしていける人が、
素晴らしい経営者なのです。
次回は、この三つのバロメーターをどのようにして均等に伸ばしていくのか、考えていきます。