前回、「お客様満足」、「従業員満足」、「会社満足」この三つのバロメーターを、
均等に伸ばしていく事が、経営者にとって大切だというお話をしました。
今日は、これらのバロメーターをどのように伸ばしていくのか考えます。
はれのひの場合、会社満足の中にある“利益”が、がくーんとダメになった。
つまり、会社のバロメーターが下がりました。
数年前から会社のバロメーターが下がっているのに、
元に戻せなかったというのは、社長の手腕です。
どんな素晴らしい経営論を語ろうが、勉強しようが、
それを維持できなければ意味ありません。
あの社長も、初めから詐欺的な事をしようとしたわけではないはず。
ただ、終わりが良くありませんでした。
自分の被害が一番小さい。完全に自分目線なのです。
お客様に迷惑をかけないという誠意があれば、
あそこまでにはならなかったと思います。
仮に誠意があったとしてもダメですが…
結果的にあの事件は考えさせられました。
三つのバロメーターが“バランス良く”というのがポイント。
1か所がダメになると、はれのひのようになってしまいます。
全てが悪かったわけではなく、一つが狂っただけでああなってしまう。
では、それぞれどのようにバロメーターを伸ばしていくのか。
お客様満足の本質はシンプルです。
①お客様に喜んでもらおうと思うこと。
②お客様と一心同体くらい、お客様の事を知っているということ。
③プロとして、お客様が欲していることを解決する力を持っている事。商品知識等。
簡単に言うと、これだけです。
これらを、高いレベルで再現するかということなのです。
従業員満足もシンプル。
年収や福利厚生を含め、安定した生活が送れること。
また、仕事にやりがいがあって、承認欲求が満たされること。
主にこの二つです。
会社満足は、ヒト・モノ・カネ。
これらが高いレベルで実現されているということです。
“カネ”は、利益余剰金がふんだんで、キャッシュストックがたくさんあり、
財務状態が良いこと。
“モノ”は、当たり前にきれいな事務所、設備、社有車、看板等。
快適に効率よく仕事がこなせる設備が整っていること。
最後の“ヒト”がポイント。
これは、会社の求める人物像が揃っていることです。
私は実践の場があります。
今後、この理論を『りのいえ』という場で実践して、
ステップアップしていきます!