前回の地盤調査の話の続きで、
今日は地盤改良についてです。
仮に軟弱地盤があったとします。
その場合、保険会社から、「地盤改良しないと保険には入れません」
という回答が出ます。
しかしその基準が、保険会社によってさまざまです。
A会社はあそこを改良しなくても加入できるけど、
B会社は改良しなければ加入できないとか。
地盤改良は100万円前後の費用がかかります。
それが、保険会社の采配で決まってしまうのです。
土地を買ってからでないとわからない部分ですので、
賭けですね。
保険加入できることが決まり、補償内容を考えていく事になります。
一般的に地盤保障につける保険金の額は、3000万円~5000万円です。
しかし、実際建築後に地盤による事故で直さなければならない場合、
ジャッキアップと仮住まい費用、引っ越し費用など含めても、
700万円くらしかかかりません。
実際は、保険金3000万円もいらないんです。
また、保険加入したからと言って、実際に事故が起こる確率は、
2~3/10000件ほどと言われています。
普通の場所で、普通の判断をしていれば、まず事故は起きないということです。
意味もないところに感覚的に飛びつくのではなく、
「どのくらいの傾きで保険が下りるのかな」とか、
本質的なところを気にするべきだと私は考えます。