家を新築するために、
土地探しから始める人はたくさんいると思います。
今日は、地盤調査の話です。
今、地盤調査は必須。
住宅を建てる場合は必ず行わなければなりません。
しかし、地盤改良は必須ではないのです。
地盤を調査し、改良が必要と判断されたからと言って、
改良の義務はありません。
お客様がやらなくて良いといった場合は、やらなくていいのです。
しかし、一般的には、地盤保障の保険を10~20年は付けたいですよね。
もしも沈下した時には保険で直せるから。
だから、保険会社に「保険を付けるなら改良してください」と言われます。
こういう仕組みなんです。
あくまで保険を付けるために、
保険会社の指導のもと、地盤調査をして地盤改良をするというのが現況です。
(もちろん地盤改良しなくても大丈夫な場合は、そのまま保険加入できます)
調査方法は、スウェーデン式サウンディング試験と言って、
細い鉄の棒を地面にさして、重りを乗せていく方式です。
作業員が棒をくるくる回して、
○㎏の重りを乗せて、何回回したら、どのくらい入るのか記録を付けます。
N値という体力を表す数値が、おおむね2.0以下の場合は軟弱地盤と判定されます。
それが地盤調査の一般的なやり方です。
ボーリング式のように、土をくりぬいて、
目視で粘土層など判断できればわかりやすいですが、
このスウェーデン式サウンディング試験だと、
作業員の手の感覚的な判断も含まれるのも事実です。
この感覚は数値には影響しませんが、
「数値が2.0以下が無いから大丈夫」ではなく、
自分の土地が水はけが悪いとか、かたすぎるとか、
斜めに層が走っているとか、そういうことを知ることも大事だと思います。