新型コロナウイルスの流行によって多くの人が外出を自粛し、仕事もテレワークが推奨されるようになっています。以前よりも自宅にいる時間が長くなり、大きく生活環境が変化する中、家創りに求める要望にも様々な変化が見られます。そんなWithコロナの時代の中、注文住宅を購入する際にはどのような点に気をつけたらいいのでしょうか。

これからの時代で考えたい家創りの４つのポイント

コロナ禍によって外出すること自体が減ったり、テレワークが導入され自宅勤務をする機会が増えたりと、私たちのライフスタイルは以前に比べて大きく変化しています。 先行きの不透明感が強いのが現状ではありますが、自宅で過ごす時間が増えた今だからこそ、「理想の条件で理想の家を建てたい」と考える人も増えています。特に、間取りや設備を自由に決めることができる注文住宅では、これまでになかった家創りの要望が多くなってきています。中でも大きな変化が見られるのが「テレワーク」「玄関部分」「宅配関係」「換気システム」の４点。それぞれのポイントについて解説していきたいと思います。

それぞれの働き方に合わせたテレワークスペースの考え方

今までの家創りにはなかったご希望の代表例が「テレワークができるスペースがほしい」というもの。ひと口にテレワークといっても、一人でじっくり落ち着いて仕事ができる環境がほしいという方から、WEB会議に対応できる空間が欲しいという方、簡単な作業スペースで十分と言う方まで、そのニーズは様々です。そのため、それぞれの働き方に合わせたプランニングが求められます。その中で重要なのが、仕事場として使える書斎を設けたり、靴を履いて移動する土間スペースのワークルームを取り入れたりするなど、プライベートとのメリハリをつけること。また、室内に防音性の高い可動式の間仕切りを設置する可変的なプランで簡易的な仕事場を確保するなど、新しいカタチの家創りも今後は増えていくと予想しています。

ウイルスを家の中に持ち込まないための工夫とは!?

また、室内だけではなく住まいの入り口となる玄関部分にも大きな要望の変化が見受けられます。外から帰ったときにウイルスを入り口や玄関でシャットアウトできる設備のある家のニーズがこれにあたります。これまでにも手洗いの習慣はありましたが、洗面所の場所を強く意識してつくられた家は多くありません。リビングを通って洗面所へ行くため、「ドアノブや家具、スイッチにベタベタと手を触れなければならない」「子どもの手洗い習慣がなかなか身につかない」などと、現在の住まいに悩んでいるご家庭も多いのではないでしょうか。新たな解決策として、玄関を入ってすぐに手洗いができる造作の洗面ボウルを配置してみるのはいかがでしょう？それ自体がアクセントになるような創りにすることで、デザインにもこだわることが可能です。

人気急上昇中！宅配ボックスのメリット 

ウイルスを持ち込まないための家創りとして、玄関回りと同じように言えることが宅配関係です。宅配の受け取りを非対面にすることができる宅配ボックスは、Withコロナの時代の家創りとしてますますニーズが高まっています。ウイルスのリスクを避けることができるだけでなく、不在通知の対応のわずらわしさから解消される点も大きなメリットです。

プロと相談しながら選ぶ換気システム

これからの時代の家づくりの最後のポイントとして挙げたいのが、住宅自体に仕様される「換気システム」です。第1種換気システム～第3種換気システムなどがありますが、その違いを理解するのは一般の方には難しく感じられるかもしれません。大切なのは家創りのパートナーでとなる私たち造り手側が室内の空気をどれだけキレイに保つことができるかを意識すること。お客様のニーズに合わせて最適なものを提案するために、細かな配置や設備に気を使っていきたいです。

コロナ後も続く家創りの新しい課題

コロナ禍によるライフスタイルの変化によって、「自宅でもっと快適に過ごしたい！」「居心地良い家をつくりたい！」という想いを強くした方も多いのではないでしょうか？時代に合わせた家創りがこのWithコロナの世界で始まっています。そしてこれは、コロナが終息を迎えたからといって打ち切られるものではなく、これからの家創りの新しい課題になると考えています。同時に、この課題は注文住宅だからこそ解決できる部分も多いと責任感とやりがいを感じています。皆様の住まいがいつまでも「どこよりも快適でどこよりも安全な場所」であり続けるように、私たちも日々の努力と勉強を惜しまずこの福島の地で頑張ってまいりますので、お気軽にご相談ください。