社長ブログ

設計において大事なこと②~家づくりとは、様々な要素の組み合わせ~

前回に続いて、設計についてです。

私が設計において疑問視していること、すごく困っていることをお話します。

 

「建築は、人の手が作る一品物の商品」とよく言います。

一つの物を一つの部品で作るのならば、

100点満点の究極の物を作るのが大事な考え方ですが、

しかし住宅の建築の場合、構造、断熱、デザイン、導線…など、

すべての項目を100点満点にすることは困難です。

たとえできたとしても、坪単価が200万などと、超高額になってしまいます。

 

また、お客様が、ネットなどで一つの項目に対して調べてきて、

その項目だけに注目してしまうことがよくあります。

その一つにこだわりすぎることで、他の項目がおろそかになってしまい、

バランスが崩れることがよくあります。

 

私たちがお客様の代わりに無数の要素を考慮しながら、

バランスを考え設計しますので、ある程度任せてほしいです。

 

もちろん、お客様の要望やイメージはお聞きしますが、

お客様が気付いていない、こちらから言うほどでもないことなどは、

一任してほしいというのが本音です。

 

無数の要素をお客様にすべて説明するのは不可能ですし、

説明したところで、お客様が理解するのは難しいです。

すべての要素を100点満点の状態で取り入れたとしても、

家一棟建てるのに、何倍もの金額がかかってしまうということも、

お客様にはわかっていただきたいのです。

 

そのためには、お客様からの「信頼」が必要です。

お客様に出会った瞬間から、徐々にお客様に信頼していただけるよう、

私たちは常日頃努力していきます。

 

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