前回、商売の本質というのは、
ステップ1:お客様のことを本気で親身になって考える
ステップ2:圧倒的なスキルと知識
この2つのステップが重要だというお話をしました。
今日はステップ1について詳しく考えていきたいと思います。
「本気でお客様のことを想えるかどうか」は、
よく考えると奥が深くてとても大変なことです。
表面的に考えるだけの人はたくさんいると思いますが、
奥深くまで考えている人は、なかなかいません。
また、自分でできていると思っていても、
実は全くできていないという人もいます。
時間に余裕があると、
「あのお客様は、今、○○が必要かな」とか、
「このお客様は、○○のことを忘れてしまいそうだから伝えよう」など、
気遣いをすることができます。
つまり、仕事ができる人というのは、
お客様の気持ちを人一倍想像しているのです。
時間や心に余裕がないと、難しいです。
一方、自分の仕事などが忙しかったりすると、
担当するお客様のことを思い起こす時間が減ってしまい、
気の利かない担当になってしまいます。
お客様に信用されるには、
本気でお客様のことを考えていて、かつそのことが伝わっていることが必要です。
“本気で考える”と言っても、お客様との打ち合わせなど、会える時だけでは足りません。
自分が担当しているお客様のことを、一日一度でいいから思い出してほしいです。
「不安なことはないかな…」という思い起こしの時間を作ることが、
仕事において大事なポイントなのです。
会社としても、【一日一度、お客様のことを思い出す】
ということを仕組み化していきたいです。
また、一緒に働く人に対しても、「この資料、こうすると見やすいかな。」など、
相手がどう思うかを常々考えている人は、仕事ができる人です。
お客様に対してはもちろん、一緒に働く人に対しても、
利他の心を忘れずに、仕事に取り組みたいものですね。