こんにちは、佐藤です。
今回は、りのいえの考える“デザイン”の捉え方が生まれたきっかけについて、
お話していきます。
1年位前に、「デザインって何だろう」とふと思ったことがありました。
そこで、デザインのコンセプトや、
デザインの哲学について調べることにしたんです。
すると、北欧系の工業デザイナーの人のセリフにたまたま出会ったんです。
何て言っていたと思います?
そのデザイナーは家電のデザインをしている人なのですが、
インタビュアーから「なんで家電がオシャレじゃなきゃいけないのか?
掃除機をオシャレにする必要があるのか?」
との質問に
「だって、オシャレな方が使いたくなるじゃん!」
と答えたんですよ。
その答えを聞いたときは、
「そうなんだ…」
というくらいにしか思わなかったんですが、
あとでじわじわと来ました…。
これは本質なんだと。
住宅に置き換えてみると、
デザイン性の高い家の方が帰りたくなる。
デザイン性の高い家の方が住みたくなる。
ということだと思いました。
例えばA、B、Cの会社があったとします。
機能が同じなら、デザインが良い方に人は集まってきます。
また、デザインとは、単に
「かっこいい」とか「オシャレ」ではなく、
機能がバランス良くまとまっていて、なおかつ、
見た目が良い状態のことです。
耐震、断熱、収納、快適、導線など、
一つ一つはいくら高めても良い項目ですが、
これらをきれいに整えてまとめる事が、デザインです。
ただ、いろいろな指標を詰め込んだ箱と、
きちんと整理整頓されている箱では大違いです。
③へつづく