こんにちは、佐藤です。
前回のブログでは、家の中の空間の重要性についてお話をしました。
今回は、家全体の空間の重要性についてお話します。
私は、土地を含めた家全体には、4つの空間があると考えます。
1つ目は、第三者の空間です。これは敷地に入ったところから玄関までを指し、
宅急便の人や新聞配達員の人が入ってきたりと、
家族以外の人が入る空間を指します。
2つ目は、家族の空間です。
これは玄関からリビング、廊下、階段で、家族みんなで共有する場所を指します。
3つ目は、個の空間です。これはトイレ、寝室などを指します。
ひと昔前の日本の家庭では、茶の間やリビングまでお客様が来ることが多々ありました。
保険をはじめとするセールスマンも、
茶の間に上がりお茶を飲みながらの営業活動をしていたと思います。
ところが、現代はプライバシーに関する考え方の変化や防犯上から、
家族同等の人じゃないと、リビングには通さなくなりました。
できるだけ玄関だけで第三者との用事を済ませるようにする方が増えています。
ですので、リビングは、年に数回、客間としての空間の必要性が生まれた時のために、
お客様を通しても恥ずかしくない場所にしておけばいいのです。
基本的にはこの3つの空間がメインとなりますが、
私は第三者の空間と家族の空間にワンクッションが欲しいと考えます。
それが4つ目の空間である、「間(ま)」です。
外からリビングが丸見えなのは嫌ですよね。
和らげる空間が欲しいですよね。
そこで登場する空間が「間」です。
「間」に関しては、改めてお伝えしたいと思います。