今回は珍しく、経営についてのお話をしたいと思います。
私の理想とする会社というものが、
きちんと図にまとめることができました。
4つの矢印を太くするという基準に乗っ取って、
物事を判断するだけです。
片方を太くするために、もう片方を細く使用とする判断はしてはいけません。
全部を太くする判断でなければならないのです。
ちなみに、この組織の三大要件が、上の図にリンクしてくることにも気付きました。
①共通の目標目的
②相互貢献の精神
③コミュニケーション
この三大要件が揃っていないと、組織は動きません。
また、今までは、会社の中に人がいるという考えでしたが、
それは勘違いということに気付きました。
「人を組織に出す」ということだったのです。
つまり、マネジメントシステムという箱の中に、素晴らしい人材を投入し、
全体の目的が定まっていると、すごい商品・サービスによる、
すごい満足を与えることができるという流れになります。
ポイントは、そのマネジメントシステムを作るにあたって、
どういう考え方を作らなければならないかということです。
そのためには、マネジメントシステムから出たり入ったりする矢印を、
強いものにし、太くしていきます。
矢印を力ずくで無理やり回すのではなく、
軽くスムーズに回るようにならなければなりません。
そもそもみんながこの矢印に乗っ取って、
動きたい仕組みになっていることが大切です。
お客様を喜ばせたくてしょうがなく、
高いマインド、高いスキルを身に付けたくてしょうがない仕組みになっている、
ということです。
シンプルですが、これが経営の本質かなと思います。
また、この組織は、何をやるために存在するのかということを明示することが大切です。
これが経営理念なのです。
私たちは、思い出の残るような、
お客様に良いなと言ってもらえるような家を創っていきたいと思っています。
安くて量産して…というのではなく、
そういう想いのこもった家づくりを実現したいんです。
その理念を実現するために、私たちはどの道を通って実現すればいいの?
とスタッフが思ったとき、
それを私がきちんと明示してあげることで、
みんな「この道を行けばいいんだ!」と進むことができ、
自然と矢印が太くなるはずです。
次の矢印も太くなって、全部の矢印がどんどん太くなります。
やりがいと笑顔を与えなければならないと私は考えます。
裏で支える職人さんや監督、経理にも伝えることが重要なのです。
お金ももちろん大事ですが、一番は“やりがい”です。