今日は、住宅のデザインにおける、
シンプルの定義と、本物の素材の定義についてお話します。
結論から言うと、
シンプルを極めると、素材の良さも極められます。
シンプルについては、あまりお金がかからないことが多いんです。
(お金をかけて生まれるシンプルもありますが)
そのため、設計手法でシンプルを極めることが出来ます。
ではシンプルの定義を考えてみましょう。
・線を消す
・薄くする
・線を揃える(高さ、幅など)
・部材を少なくする。
・外観など、形のシンプルさ
つまりシンプルは、無駄なものをそぎ落とすということ。
必要な贅沢は別にあります。
不必要な部分だけ、そぎ落とすのです。
一方、本物の素材の定義はどうでしょうか。
・そもそも自然界に存在している。俗にいう無垢。
・変形しない、劣化しない、強固。
・自然界に存在しなくて普遍的なもの。ガラスやタイル。
そう考えると、本物の素材は、
劣化しないというのが大きな要素と考えられます。
また、高耐久で劣化しても味が出るというのも重要です。
時間が経っても見劣りしない素材。
古くなった時にかっこ悪くならないということなのです。