さて、①~④でまず社員の幸せを考える会社にすること、
利他的なマインドを持つ社員を採用すること、
衆知経営を行う大切さなどをお伝えしてきました。
最後に、これらをうまく作用させる仕組みについてお話します。
仕組みはとても大事です。
経営者が社員へメッセージを送り続けることや教育を行うことは大事ですが、
まず仕組みをしっかり作るべきです。
私が考える仕組みを1つご紹介すると
「会社として決めておくべき最低限のルール」があります。
一言でいえば規律・マナーですね。
例えば、挨拶、時間厳守、制服、約束を守る、髪の色、トラブル時の対応などが該当します。
これらはすべて私たちの行動に影響しますよね。
会社として何をすべきなのか、何をしてはならないのか、
そうした基準がなければ社員は何の制限もなく、
自由奔放に行動するようになってしまいます。
自由であると同時に責任も生じるため、ピリッとした雰囲気も会社には必要なんです。
逆に言えば、このルールが決まっていれば、
社員は自分で自分の行動を決められるようになります。
制服一つとっても軽んじることはできません。
人間とは不思議なもので、
身につけるものによって自分の振る舞いが大きく変わります。
ここまで私なりの企業理念と経営塾についてお伝えしました。
私自身もまだまだの部分はありますが、
常に自分なりの理想の会社を追い求めていきます。