ここで一つ、雨仕舞の大切さの例えとして、神社仏閣のお話をいたします。
日本の神社やお寺は木造作りで、木がむき出しです。
そして風雨にさらされているにも関わらず腐らないのはなぜでしょう?
あれは、木が雨で濡れてもうまく乾燥するようにできているからです。
要は、雨で濡れたまま何か月もそのじめじめとした状態にあると木は腐ります。
2~3日間くらい雨で濡れてもその後に乾燥すれば木は腐りません。
何百年でも大丈夫です。
このことと同じで、通気層がしっかりと確保されていて雨水が建物の中に多少入っても、
2~3日くらいで乾けば問題はないのです。
これが雨仕舞の仕組みです。
なので、雨仕舞をしっかりして家の中に水が入らないことは大事です。