前回のブログで書いたとおり、通気性については要注意です。
家を長持ちさせるためには、
日本の今の家は木造住宅が建築基準法通りに作っていれば,
その構造、耐震性はほぼ問題はありません。
しかし、通気と雨仕舞に関しては建築基準法の検査などがないため、
何をどうすればいいかという注意をしなければなりません。
木造住宅の寿命は通気と雨仕舞で何十年も変わってきます。
そのくらい通気と雨仕舞は大事です。
では、通気と雨仕舞とは何でしょうか?
通気はその名のとおり、空気が通る道。
雨仕舞とは、要は雨が建物の中に入らないようにどのような仕組みになっているかです。
一般的な木造住宅は屋根から家の中に水が入ることはありません。
しかし、屋根の先や後から取り付けたビスなどから、
家の中に水が入ることは決してないわけではないのです。
日本の建築の場合、外壁の内側に雨が入ることを想定して作られています。
それは梅雨の大雨や台風などの影響です。
そのため、外壁の内側に多少の雨が入っても良いように通気層が確保されていて、
通気が確実に取れていれば空気が流動していて乾燥します。
そうすることで建物は何年でも何十年でももちます。
要は、雨仕舞といっても、雨が家の中に入らないことは大事ですが、
外壁の内側に入っても通気がしっかりしているかどうかが大事なんです。