断熱性の最後の話になります。
“計画換気”についてです。
計画換気とは、機械で入ってくる空気の量と、出ていく空気の量を計算し、換気することです。
例えば、建物の西側から空気が入ってきて、東側に抜けるように設計するということです。
そのため、気密性が低いと、本来は西側から空気が入ってくるはずが、
途中いろいろな所から空気が入ってきてしまうため、
計画換気出来なくなってしまうというのです。
その話を聞くと、窓を開けないことを本来の姿として計算されているため、
窓を開けられませんよね。
花粉症だから窓を開けたくない、と言うならわかりますし、
計画的に入ってきた空気が悪い空気というわけではありませんが、
私は、きちんと窓を開けて空気を取り入れたほうが、健康的だと思っています。
計画的に入ってきた空気が、そんなに大事でしょうか?
ドアや玄関を一度開けただけで、どれだけの空気が入れ替わるでしょうか。
それならば、ドアの開閉回数を少なく生活するか…という問題にもなってきてしまいます。
気密性値がなぜ大事なのかという議論になると、必ず計画換気の話になりますが、
C値=1.0前後であれば、気分であり、他の所に頭を使うべきだと思います。