今まで断熱性の話をしてきましたが、そもそも、断熱性の高い家が役に立つときは、
1年のうちいつでしょう?
一日中暖房や冷房を付けっぱなしにしなければならないのは、
おおむね12~2月と、夏休み期間でぐらいすよね。
それらの日以外は、1日の気温に合わせて、冷暖房を付けたり付消したりして過ごします。
また、時間帯によっても変わりますが、窓からの風で室温を調整できる場合もあります。
何が言いたいのかと言いますと、みなさん断熱材は気にするのに、
窓の風で室温を調整することをあまり気にしていない、ということです。
風の通りも、体感する心地よさの一種です。
窓を開けることで、清々しい気持ちになりますよね?
1年間のうち、窓を開けて室温を調整する日は、
一日中エアコンや補助暖房をフル稼働する真夏日や真冬日より、多いのではないでしょうか。
窓一つで風の通りはガラッと変わります。
窓をつけすぎてもダメです。
窓を設置する場所や形、開き方で室温調整がだいぶ違います。
例えば、窓の大きさが小さくても、縦滑り窓にすることで、
上手に空気を循環することもできるのです。
断熱材だけでなく、窓の付け方で室温調整し、気持ちいい風を体感してみてはいかがでしょうか。