今日は、お世話になった整理収納アドバイザーの先生の話の中で、
心に残った話をします。
先生は、「子供と一緒に考えながら整理整頓しましょう」という考えのもと、
整理整頓を行っているとおっしゃっていました。
子供に片づけを強要するやり方ではなく、
考えながら一緒に行うことが大事だと言っていました。
逆説的な話で、次のような話もありました。
親がすごくきれい好きという家で育った子供なのに、
その子供が一人暮らしをしたら、ごみ屋敷・・・
親が完璧にやりすぎて子供に考えさせないで、
「きれいにしなさい」と押し付けただけのケースです。
そうすると子供は「きれいにしなさい」と言われることが苦痛になってしまいます。
子供自身に、「整理整頓するといいことがある」という体験をしていないので、
身に付かないそうです。
要は自分自身でやろうと思わなければ無理やりやらせても意味がないのです。
話は脱線しますが、本当に身に付けなければならない能力は、
自分でこうなりたいと思ったときに自分で道筋を考え、実行し、
理想の状態にたどり着ける能力だと私は考えます。
よくある話ですが勉強などで本人が自ら、
「100点取りたいから塾に行きたい」というなら良いんですが、
親が強制的に塾に行かせることは、意味がないと思います。
(無理やり何かをやらせるということも、まるっきりダメというわけではなく、
体験を増やすという意味では、良い場合もありますが・・)
子供が自分から「何かやりたい!」と言ったときはチャンスです。
考えさせるチャンス。
「どうやったらそれができると思う?」と、考える練習のチャンスです。
『整理整頓』を通して考えるきっかけを作りたいものです。